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本日大変ショッキングなニュースが飛び込んできました。
エアソフト界隈では老舗として知られ、複数店舗を展開し、ネット販売も手掛けていた『ファースト』さん(運営会社『エス・ケー・シー』さん)が倒産したとのことでした。
えっ！？従業員による横領なんてあったの！？
— おのまとぺ(゜∀。)骨延長サバゲーマー/Airsofter (@onomatopee55) March 29, 2024
エアガンなどサバゲ―用品販売で業界トップクラス エス・ケー・シー（大阪）が破産へ(帝国データバンク)#Yahooニュースhttps://t.co/leBelbXN6A
まさか馴染みのあるエアガンショップの倒産をYahoo!ニュースで目にすることになるとは思いもしませんでした汗
記事を見るとコロナ禍によるサバゲー自粛の動きやロシアのウクライナ侵攻に伴うミリタリー関連への忌避などの環境要因に加えて、従業員による横領の被害もあって返済に支障がで始め、すでにリスケも行っていたようです。
また、昨年の時点でも年商が13億程度はあったようですが、負債が6億程度あり返済できなかったようでした。 正直負債6億で破産になるということは、年商は立っていても利益は出ていなかったのでしょう。
同社の運営するサバゲーフィールドである東京サバゲーパークは買い手がついて他社が運営しているようですが、他の店舗とネットショップは閉鎖となっていることを考えると利益が出ていたのはサバパーだけだったのかもしれません。
積極的な投資が裏目に・・・
振り返ってみるとファーストさんは結構積極的に投資を行っていました。
- 2011年 大阪日本橋店オープン
- 2012年 アメ横店オープン
- 2013年 大阪日本橋店を堺筋沿いへ移転
- 2014年 東京サバゲーパークを千葉県印西市にオープン
こうして見るとサバゲーブームに乗って急速な発展拡大を図っていたことがうかがえます。 またハンヴィーによる販促や店頭でのオークションなどハデなPR活動も界隈ではよく知られていました。
ただ、事業を行うにあたっては『投資』＝『負債』です。 積極的に投資を行えば当然負債が積み重なっていきます。
おそらくそれぞれ10年くらいのスパンで回収を見込んだ事業だったのではないかと思うのですが、その回収を待たずに2019年にコロナがやってきてしまったのではないかと思います。 コロナ禍においては売上は立たないのに固定費だけは掛かるので赤字営業を強いられます。 そして仕入れ代金が掛けであれば、翌月にはその支払いがやってくるので営業を止めることもできない・・・。 さらに借り入れの返済も投資を行った分重くのしかかってくる、というこの状況は企業にとっては致命的です。 さらに追い打ちをかけたウクライナ侵攻については本当に不幸だったとしか言いようがありません。
個人的に強い思い入れのあるショップさんでした( ；∀；)
ワタクシがサバゲーを始めたのは2012年で、丁度アメ横店さんがオープンした時期でした。 当時のミリタリーショップの中では店内がとても明るく、また売り場面積も広くて、これからサバゲーを始めようという初心者だったワタクシは毎回ワクワクしながら2階でエアガン本体を眺め、3階で装備をチマチマと買い足していました。 さんざん入り浸っていたために店長さんをはじめ、多くのスタッフさんと顔なじみになっていました。 毎回スタッフさんと相談してはデビュー用の装備を決めていったときのことをとても懐かしく思い出します。 サバパーができたときに知り合いのスタッフさんがみんな引き抜かれてしまって寂しかったなぁｗ
福袋でも大変お世話になりました
ファーストさんにはアメ横の店頭販売でも通販でも福袋を何回も買わせていただきました。 しかも毎回１０万円ｗ
そしてBCM AIR３連コンボを食らったのも今となってはいい思い出です笑
知っているショップやフィールドがつぶれてしまうのはこれが初めてではありませんが、今回は特にショックで悲しいニュースでした。 幸いサバパーさんは継続していますが、エアガン界隈からあの屋号が消えてしまうのは寂しいですね。
しかし、栄枯盛衰は世の常ですし、きっと業界の新陳代謝として新しいショップさんが産まれてくることでしょう。 いにしえのエアガン好きとしてそんな日を心待ちにしつつ、消えていったショップさん、フィールドさんの思い出は胸にそっとしまっておきたいと思います。
それでは・・・。
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