こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!! 今回は配線について色々試してみました(゚∀゚) 『太さや材質はどれを選んだらいいの?』という疑問の一助になるかと思います!
配線は一体どれを選べばいいのか
最近ようやく半田ごてとお友達になったおのまとぺは、兎にも角にも配線やらコネクターやらを交換しては喜んでいましたとさ・・・、おしまいおしまい。
いやいや、ちょっと待ったぁ!! あ、ちょっと待ったぁ!!
配線の交換作業は手間がかかる分それなりに自己満足を得られるものの、『果たしてこの作業は意味あるんだろうか?』という元も子もない疑問がふと思い浮かびました(゚Д゚)
常に自らの行動の意味を顧みるこの姿勢・・・我ながらほんとすばらしいわ。
というわけで今回はいくつかの配線を用意して『結局どの配線がいいんだろうか?』という疑問に、自分なりの答えを出してみたいと思います。
<広告>電動ガンにとって配線とは何か?
電動ガンはその名の通り電気で動くエアソフトガンです。 しかし、コンセントにつなぐわけにはいきませんからバッテリーから電気が供給されることになります。
では、電気はどこで消費されるのかといえば、モーターを動かすために使われるわけですね。 M4やAKなどの代表的な電動ガンではモーターがグリップ内に収納されています。 一方バッテリーはストック内やハンドガード内に収納されますので、モーターまで電気の通り道を確保する必要があります。 これが配線です。
この配線が細いと通り道が狭くなるので電気が通るときの効率が悪くなり、結果モーターへ届くまでにムダにされる電気が発生してしまいます。 そうなるとサイクルは落ちるし燃費も悪くなります。
そこで太目の配線を用意し、素材的にも導電効率のいいものをチョイスすればムダの無い運用ができるはずです! というわけで徹底比較だ!!
用意した配線
ORGA テフロンコード
有名なエアガンカスタムショップ『ORGA』さんから出ている銀メッキのテフロンコードです。 太さはたぶん18AWG。 テフロン線は被膜が薄いのでコードも細くまとまっています。 固めで針金のような感触なので形状が作りやすく、電動ガンのカスタムに使いやすそうです。
EAGLE シリコン銀コード
ラジコンで有名なEAGLEのシリコン銀コードです。 こちらは太めの16AWG。 こちらは前出のORGAとは違いシリコン被膜の為太目になっています。 3色入りなのが面白いですね(´∀`)
潤工社 ジュンフロン銀メッキ
潤工社製のジュンフロンという商品名のテフロン銀メッキ線です。 固めの素材でしっかり形を作ることができますし、1.25sq(16AWG程度)の心線が太めの配線でも、被膜が薄いおかげであまり太く感じません。 太さ違いで2種類用意しました。 今回はオヤイデ電気(電線・オーディオケーブル専門店) (oyaide.com)さんで購入です。
小柳出電機 柔軟性シリコンコード 1.25sq
こちらはオヤイデ電気オリジナル製品のシリコンコードです。 今回唯一のメッキなし銅線です。 シリコン被膜なので太目ですが、しなやかな曲がり具合でメカボの周りに這わせるときに使いやすそうです。 あと個人的には滑らかな手触りが特上だと思います。
古河電工 BX-S 1.25sq
最後は古河電工製BX-S 1.25sqです。 この配線の資料をネットで見たんですが、難しくて全然わからない。 『古河電工 ビーメックス』で検索すると資料が出てくるので頭の良い方はご覧になってはいかがでしょうか。 とりあえず、色が素敵☆
比較方法
今回もUMAREX UMP COMPETITIONを実験台にしていきます。
比較方法はいたってシンプル。 すべての配線を実際に取り付けてサイクルを比較する。 そんだけです(;´∀`) たぶんもっと効率のいい方法があるのかもしれませんが、アホな自分にはこれが一番わかりやすいです。
で、それぞれの配線で約2秒間のフルオート射撃を3回ずつ行って、サイクルの平均をとって比較していきたいと思います。 バッテリーは7.4vのLiPoを配線交換ごとに満充電にして使います。
準備
まずはメカボックスから純正の配線を取り外して、取り回しと長さを確認します。
実はUMPのメカボックスは上の写真の金具を一つ外すだけで配線を分離できます。 メカボックスを開ける必要なし!! これが今回UMPを実験台に選んだ最大の理由です(・∀・)
この純正の配線と同じものを他の配線で作っていきます。
配線をカットして圧着端子をつけて熱収縮チューブでカバー・・・、を六回繰り返して上の写真の状態になりました。
なお、コネクターにはT型コネクタ(通称ディーンズコネクタ)を使用します。 このコネクタは定格電流(通電できる電流の大きさ)が50Aもあり、電動ガンで一般的なタミヤミニコネクタの5倍の容量となっています。
結果
結果は以下の通りです。
デフォルト配線 | 17.7発/秒 |
ORGAテフロンコード | 17.5発/秒 |
EAGLEシリコン銀コード | 18.5発/秒 |
ジュンフロン0.75sq | 18.1発/秒 |
ジュンフロン1.25sq | 19.7発/秒 |
小柳出シリコンコード | 19.3発/秒 |
古河電工BX-S | 19.9発/秒 |
順番に並べると・・・
①古河電工BX-S
②ジュンフロン1.25sq
③小柳出シリコンコード
④EAGLEシリコン銀コード
⑤ジュンフロン0.75sq
⑥デフォルト配線
⑦ORGAテフロンコード
という結果になりました。
ジュンフロン0.75sqとORGAテフロンコードはそもそも太さが違うので不利でしたが、前者はデフォルト配線を上回ることができました。 ORGAテフロンコードは思ったより結果が芳しくなかったので、何回かはんだ付けをし直して試してみましたが、結局デフォルト配線を上回ることはありませんでした汗
一方、見事1位に輝いた古河電工BX-S。 これは触っただけでわかるほど配線の被覆が頑丈です!! はんだごてをあてても被膜が全然溶けない!! しかし、その分径が太く配線の形も作りづらいのが難点です。
結論:太くて加工しやすいジュンフロンがオススメ
加工のしやすさという点も含めて考えると一番のオススメはジュンフロン1.25sqです。 クセをしっかりつけることができるので、特にver.2の後ろ配線なんかはやりやすくなりそうです。 このジュンフロン1.25sqはオヤイデ電気さんや秋葉原の九州電気さん(おじさんが両手を広げてる看板のお店)で切り売りしています。 私も今回の結果を受けて20mまとめ買いしてきました笑 そんなに配線し直すつもりなのかっ!!( ゚д゚ )クワッ!!
以上、参考になれば嬉しいです(・∀・) それでは!!
↑ジュンフロンがAmazonで販売されてました!↑
今更ながらこの記事に辿り着きました。
自分では面倒くさすぎてゼッッタイにやらないけど凄く価値ある記事に感謝!!!
やーまださん
コメントありがとうございます!!
そう言っていただけると頑張った甲斐があります!!( ;∀;)
古い記事ですが参考にしていただけたら幸いです!!