こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!!
今回は台湾メーカーの中でも古参で、数々の名品を生み出してきた高級メーカーG&Gさんの大人気電動ガンARP9のレビューです!!
G&G ARP9とは
このARP9は軽量コンパクトで老若男女問わず扱いやすいことに加え、業界でもいち早く電子トリガーを搭載した電動ガンとして初心者~上級者まで発売当時から大きな人気を誇っています。
その人気の高さは後継機種が立て続けに発表されるほどで、最近では新設計のストックとマガジンが搭載された3.0が発売されました。(※ただし数量限定)
ARP9はエアガン界隈におけるPCC(ピストル・キャリバー・カービン)の人気に火をつけた機種としても知られています。 ARP9に続くかたちでCLASSIC ARMY NEMESIS X9やS&T UDP-9/SCW-9、ICS -MARS PDW9、ARES M45など様々なPCCタイプの電動ガンが発売されました。
本体レビュー
全長(ストック収納~展開時) | 約300~350mm |
重量 | 約2,000g |
装弾数(付属多弾マガジン) | 約300発 |
初速(0.2gBB弾使用、HOP解放状態) | 約80~81m/s |
サイクル (DCI Guns 7.4v 2000mAh 平均25c LiPoバッテリー使用) | 約10RPS |
PDWタイプのストックと短いバレルとハンドガードを採用しているため、かなりコンパクトにまとまっています。 また樹脂フレームを採用しているので、持ち上げてみると片手で構えられるくらい軽量になっています。
また各部で材質が異なりますが、それぞれの仕上げを近づけることで外観上の統一感が保たれており、安価なモデルでありながら安っぽさを感じません。
特徴的なフロント
まずフロント周りですが、金属製の短く太いハンドガードが目を引きます。 左右と下面にはM-LOKのスロットが二つずつ、上面には20mmレイルが配置され、好みのオプションを取り付けられるようになっています。 また斜めの位置は肉抜きが施されています。
ハイダーはクッキーカッタータイプの様な平べったい特徴的な形状のものになっています。 意外なことに材質は樹脂でした。
14mm逆ネジの切られたアウターバレルはハンドガードに隠れるような位置になっています。 昨今こういったタイプのバレルとハンドガードの長さの組み合わせが増えましたね~ このため細いサプレッサーやハイダーを取り付けるとハンドガード内に少し埋まるようなモダンな見た目に仕上がります。 太いものを取り付けたい場合は、バレルエクステンションなどを組み合わせないとハンドガードと干渉してしまいます。
実はちょっと弱い首回り
太くて短く金属製ということもあって非常に頑丈そうなハンドガードですが、実はそんなに強く固定されているわけではありません。 普通に使っている限りはガタなどはないのですが、強い力が掛かるとガタガタになってしまいます。
上の写真はハンドガードを外して、バレル基部を逆さまに写した写真です。 写真中央に小さな穴の様なものが見えるかと思いますが、この中にイモネジが入っていて、これだけでハンドガードを支えるリングが固定されています。 バレルナットがあるのでハンドガードが抜けてしまうことはありませんが、ハンドガードに強い力が掛かるとこのリングの固定が弱くなり、ハンドガードがガタガタになります。
軽量化の要の樹脂レシーバー
レシーバーはアッパー、ロワーともに樹脂で作られており、軽量化に貢献しています。 表面は梨地のような細かい凹凸のある仕上げになっており、プラスチックっぽい光沢が抑えられています。
マガジンハウジングにはG&Gのロゴが控えめに刻印されています。
ボルトリリースレバーは別パーツで再現されていますが、ダミーボルトを後退させておく機能などはなくあくまでダミーとしての再現に留まっています。
セレクターは金属製でしっかりとしたクリック感があり、指を掛ける部分も大きく作られていて操作感は良好ですね。 ピクトグラム表記がカッコいい!!
裏側は刻印もなく極めてシンプルです。
金属製のダストカバーはパーカライズの様なグレーになっています。
チャージングハンドルを引くとダストカバーがパカッと開き、ダミーボルトが後退してHOPチャンバーの調整ダイヤルにアクセスできるようになります。 しかし、ダミーボルトはチャージングハンドルを離すとまた元の位置に戻ってしまうので、ホップ調整をする間は引き続ける必要があります。 ホップ調整ダイヤルはバレル同軸ドラム式となっており、クリック感があるので調整しやすいです。
レシーバー上部のレイルはアッパーレシーバーと一体で成型されているため、同じく樹脂製となっています。 ハンドガード上部の20mmレイルとツライチになっています。
利便性を考えたレシーバーまわりのデザイン
ロアレシーバー前面には、マガジンハウジングを左手で持って構えたときに滑りにくくなるよう溝が設けられています。
マガジンキャッチはM4系と異なり、MP5の様にマガジン後方にレバーが設けられています。 サブマシンガンのような細いマガジンだとマガジンを握りこみつつ親指でレバーを操作できるので、このタイプのマグキャッチの方が使いやすいかもしれません。
マガジンハウジングの下部はマガジンを差し込む際に正しい位置に誘導されるよう、内部がスカート上に削られています。
トリガーは若干湾曲していますがほぼストレートで、指がスベリ落ちない様下端が曲げられています。 セミオートで連射する際に素早くトリガーを引いても、安定して操作できるような工夫が凝らされています。
トリガーガードはグローブをした状態でも指を通しやすいよう、少し下方に広がった形状になっています。
ボルトフォワードアシストノブは金属製です。 押し込むことはできますが特に何かの機能があるわけではありません。
チャージングハンドルも金属製で、左右どちらからでも操作できるアンビタイプになっています。
握り心地抜群のオリジナルデザイングリップ。 付け根のくびれやバックストラップの曲線が絶妙で非常に手にフィットします。 しかし、一節によるとこのグリップのモーター保持角度がギアノイズの原因になっているという噂もあるので、今後調整の際に確認したいと思います。
昨今流行りのPDWストック
ARP9のコンパクトさの実現に一役買っているPDWタイプストック。 各社PCCやHK416Cなどに類似したPDWストックが搭載されており、最近は結構市民権を得た印象のあるストックです。
ストックは2段階で調整でき、伸長するとこんな感じになります。 最大に伸ばしてもまだまだコンパクトですね。
伸縮する際は裏面のレバーを押し込みながらストックを動かしますが、正直操作性はあまりよくありません。
このストックにはチークパッドが装備されており、レバーを操作するために握りこむとこのチークパッドがストックと一緒にスライドして手にぶつかってくるため邪魔です汗 なので操作にはちょっと慣れが必要ですね。 ぶっちゃけこのチークパッドは位置が低すぎて使えないので、いっそ無い方が(ry
バットプレートはかなり小ぶりで、肩に当たる部分にはチェッカリングが入れられています。 しかし如何せん面積が小さいので摩擦力が稼げず、滑りやすくなっており構えやすいとはいえません。
バッテリーの挿入方法
バッテリーはこのストックの基部に収納します。 収納するためにはまずストックを引き抜く必要があります。 先ほどのレバーを伸縮させる際よりも強く押し込み、ストックを引き抜きます。
ストック基部の後端にハマっているキャップの矢印で指した部分がボタンになっていますので、これを押し込んでキャップを外します。
中から配線を引き出します。 配線にはMOS-FETの基板やヒューズ(25A)が付いています。 収納の際には破損しない様注意が必要です。 M4用のストックインタイプのバッテリーか、それより小さいものでないとかなり入れにくいです。
付属の多弾マガジンと利用可能な社外マガジン
ARP9には純正のゼンマイ式300連多弾マガジンが付属しています。
マガジン後端にゼンマイがあり、これを巻き上げることでBB弾を本体へ送り込みます。 弾を発射するうちにゼンマイの力が無くなってきますので、随時巻き上げてやる必要があります。
弾はマガジン上部のフタを開けて流し込みます。
その他使用可能なマガジンとしては、左から純正のショートマガジン、CLASSIC ARMY製のNEMESIS X9用マガジン、S&T製UDP-9/SCW-9用マガジン、PTS製スプリングマガジンなどがあります。 どのマガジンも僕の個体では利用可能でしたが、個体差がある可能性もあるので調整が必要になる場合もあります。
付属のアイアンサイト
付属のアイアンサイトはフロントリアともに調整が可能なものになっています。 フロントサイトは上下のみ、リアサイトは上下左右に調整可能です。 リアサイトはピープサイトになっていますが、こういったタイプは使うのに慣れが必要なので、使い込むか光学機器を乗せるのも手です。
実射性能について
UNION BASEさんの定例会で使用しましたが、電子トリガーとストレートタイプのトリガーの組み合わせのおかげでセミの連射が非常に気持ちいいです!! また、簡単な操作で3点バーストに切り替えられるのも味変のようで楽しいですね(^^)
しかし、80m/sという低い初速と少々クセのあるHOPのせいで射程距離が非常に短いのが難点です。 強いHOPを掛けると40mに届きますが、サバゲーでは非常に使いにくい弾道になってしまいます。 なのでサバゲーでは実質30mくらいが有効射程という感じでした。 UNION BASEさんのように広いフィールドだと『相手の弾は届くのにコチラからは射程外』という状況が頻発し、正直使いにくいというのが率直な感想でした。
なので広いフィールドでは取り回しの良さを生かして機動力で接近して戦うか、もしくは初速制限の厳しい室内戦や交戦距離の近いCQBフィールドなどで使うかのどちらかがオススメです。 もしくはカスタムしてしまって射程距離を伸ばしてしまうのも有力な選択肢ですね!!
YouTubeに動画をアップしました!!
レビュー動画をアップしましたので、よければご覧くださいね~!😀
それでは!!
この記事へのコメントはありません。