こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!!
内部カスタムをちょっとかじる様になって感じるようになったことが一つあります。 それはハイサイクルであれ初速アップであれ、カスタムとは『寿命と引き換えに性能を引き出す行為』であるということです。
例えばサイクルを上げるために高性能なモーターを入れればギアやピストンに負担が掛かりますし、初速を上げる為に強いスプリングを入れればメカボックスに負担が掛かるわけです。 強い素材のパーツを入れればもちろん寿命は延びるでしょうけれども、カスタムをしていないノーマルのメカボックスに入れた場合と比べれば寿命は短くなります。
とはいえエアガンを自分好みにカスタムしたいし、もっと性能を上げられるかチャレンジしてみたくなるものです。 また、手間暇かけてカスタムして気に入った仕様をくみ上げたのなら、極力長く壊れずに使い込んでいきたいもの。 そこで登場するソリューションの一つが『AOE調整』です。
ソリューションって言うとできるビジネスマンみたいでアガるわ~www
AOE調整って何?
AOEとはAngle Of Engagementの略で、電動ガンでいえばセクターギアとピストンのラックギアがぶつかる角度のことを言います。
上の写真はセクターギアが回ってきてピストンラックの一番後ろのギアにちょうど接触したところです。 かなりナナメにラックギアとぶつかっていますね。 これだと写真の左斜め上方向にムダな力がかかってしまうのに加え、ラックギアとセクターギアが面ではなく線で接してしまっています。 これだと狭い範囲に力がかかりギアが削れやすくなり、最悪ギア折れの可能性が高まります。
上の写真ではピストンの待機位置を写真左方向に少し下げています。 ラックギアとセクターギアが面で接していますね。 こうすることで余計な方向へ力を掛けず、ギア同士が面で接しながらピストンを引くことができます。 こうすることでパーツの寿命を延ばすという調整方法です。
と、ここまで偉そうに色々書いてきましたが、
全部ネットの聞きかじりです。
なんてったって、ワタクシおのまとぺ(゜∀。)は、
まだ、一度もAOE調整をやったことがありません(迫真)
AOE調整をやってみる!!
というわけで、今回は自分自身でAOE調整にチャレンジして、調整方法と難易度を自分の手で確認してみたいと思います(゚∀゚)
用意したもの
まず用意するものですがゴムでスペーサーを作る必要がありますので以下のものを用意しました。
とりあえずシリンダーヘッドのゴムのサイズを測ります。 今回のシリンダーヘッドでは外形21.5mm、内径6mmでした。
円形に切れるコンパスカッターと7㎜の打抜きポンチです。 内径は6㎜でしたが余裕をもって7㎜を選択しました。 あと素材となるニトリルゴム板(2mm厚)を用意しました。 アマゾンで売ってたゴム板は片側が粘着になっているものだったのですが、正直これは粘着のないものを探したほうがいいです。 結局アルコールで粘着を全部落とすハメになりました汗
※たいていは7㎜の打抜きポンチで大丈夫だと思いますが、シリンダーヘッドのゴムのサイズを測ってから購入することをお勧めします!!
スペーサーの作成
コンパスカッターでニトリルゴム板を円形に切り出します。 コツとしては一気に深く切ろうとせずに、最初は表面にキズをつけるくらいの感覚で何周も何周も少しずつ切っていくときれいに切り出せました。
続いて打抜きポンチで真ん中の穴をあけます。 シリンダーヘッドのゴムの内径に対して多少余裕があるサイズのポンチにしておけば、多少偏心しても問題ないと思います。
まぁまぁキレイに穴を抜くことができました。 なお、自宅がマンションなので打抜きポンチをゴムに延々とグリグリ押し付けて穴をあけました。 音が出ても問題のない環境にいる方はハンマーでぶち抜いたほうが絶対ラクです。 ツイッターのフォロワーさんは少年ジャンプを下に敷いて一発で打抜いたそうですよ(^^)
組み込み
あとはシリンダーヘッドに張り付けます。 今回は『セメダインハイパー超多用途スーパーX HYPERワイド』というネーミングセンスに疑問を感じざるをえない接着剤で固定しました。 完全固着させるため一晩放置~zzz
で、翌日組み込んでみるとこんな感じに!! スペーサーを張る前と比べるとちゃんと面で接する様になっています!! 本当はもうちょっとかさ上げしてもいいかもしれないのですが、とりあえずこれでも効果は十分にあると思うので当面これで行きます!!
かさ上げによる初速変化について
シリンダーヘッドをかさ上げすることで、シリンダー容量は実質的に減少しますしピストンの動く距離も短くなります。 そのため初速が低下するのではないかと懸念していました。
しかし、実際に組み込んでから試射してみたところ初速は変化しておらず92m/s程度を維持していました。
それどころか、かさ上げ前より初速が安定している感じさえあります。
おそらく今回組み込んだRK-AIMSという機種はインナーバレルがかなり短いのでシリンダー容量が元から余っていたものと思われます。 それがかさ上げすることでたまたま適正容量になったんじゃないかと考えています。 ラッキ~www
電動ガンは耐久性のあるカスタムパーツが星の数ほど流通しています。 パーツを入れ替えれば耐久性はアップしますが、今度はどこかにしわ寄せが行きます。 固いギアを使ってハイサイにするときなどはぜひAOE調整に挑戦してみてください~!!
それでは!!
バッテリー等はアリエキスプレスで売ってました。11.1V/1800 mAh/25度6cm x3cmで送料込み¥1700、11. 1V2200mAh/¥2000でした。本体以外は売ってましたね。
アリは最近品ぞろえが充実してきてますね!!