嘘みたいなマジの話。 ちょっと古い2月のニュースですが、アイダホ州の11歳の少女、ベイリー・ニールセンちゃんがアイダホ州議会に弾の入ったライフル『AR-15』をオープンキャリー(周りから見える状態で銃器を携帯すること)で持ち込んだそうです。
日本だったらてんやわんやの大騒ぎですが、Don’t worry、アイダホではこれが合法なんだそうですよ。 実際ベイリーがライフルを携えて議会に現れても審問官は特にリアクションしなかったそうですし、何か質問することもなかったとか。(むしろ審問官もよく銃を持ち込んでるそうです。)
彼女が議会を訪れた理由は、 祖父のチャールズが 『州外からの来訪者に拳銃のコンシールドキャリー(周りから見えない状態で銃器を携帯すること)を許可する』という建議の意見聴取に参加するため、その付き添いで同行していたから。 むろん彼女のおじいちゃんはその建議に賛成の立場だったそうです。
なお記事によるとベイリーは5歳から銃を撃つ練習をはじめ、9歳の時に正にこのAR-15で初めて鹿を撃ったそうです。 祖父曰く、彼女は責任をもって銃を扱える人間の一例であり、トリガーに不用意に触れてはいけないこともよく理解しているそうです。 ここはサバゲーマーもちゃんと見習わなければならんぞ。
また、共和党議員のクリスティー・ズィトは、『娘と車に乗っているときに二人組の男が近寄ってきて危険を感じたため銃を取り出したところ、トリガーを引かずとも銃があったことで男たちがいなくなった』と述べ、銃の携帯の必要性を訴えたそうです。
一方、十代から特別なトレーニングも無しに銃を持たせるのは乱射事件を誘発すると考えている人たちもいるとのこと。 アメリカでは学校での乱射事件が時折起こるので当然の懸念でしょうね。
日本に実銃はありませんが、エアガンやボウガン、スリングショットなど他人にダメージを与えうるものが沢山あります。 しかもこれがAmazonで届け出もなしに買えてしまうのが現状です。 先日も宝塚市でボウガンによる痛ましい殺人事件がありました。 先ほどのアイダホの記事には『responsibility』すなわち『責任』という単語が何度も出てきます。 たとえ実銃でなくとも、我々愛好家も責任をもってエアガンを扱うことが求められます。
それでは!!
出典
CBS NEWS”11-year-old girl brings loaded AR-15 to gun legislation hearing in Idaho”
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