こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!!
今回は日本の老舗エアガンメーカー『タナカ』さんのエアコッキングライフル『Kar98K』のレビューです!!
Kar98Kとは
Kar98Kはナチス・ドイツ時代のボルトアクション式ライフルです。 このライフルはさらに古いGew98という第1次世界大戦で使用されたライフルが元になっています。 このGew98の全長を短縮し、騎兵銃サイズにしたものがKar98Kです。 Kar98Kは第2次世界大戦中にドイツ軍内で広く使用され、一千万丁以上が生産されたそうです。 特に命中精度の高い個体に関してはスコープを取り付けて狙撃銃として活用されました。
外装レビュー
それではエアガンのレビューに移っていきたいと思います!! 今回は友人のキロ氏にお借りしたものをレビューしていきますよ~
スリムでスラっと伸びたフォルムはまさに美しいのひとこと。 表面積の多くが木製ストックに覆われた姿は上品さすら感じさせます。 全長は1,103mmと結構長めです。
各部をまじまじと見なくとも遠巻きに眺めただけですぐに仕上げの丁寧さがわかりますね・・・流石日本製の高級機種です!! 木製ストックを装備しているため重量は3.5kgとなかなかの重量があります。
まずはマズル周辺です。 独特のフロントサイトが目をひきますね~ これ結構狙いやすいんですよ! 銃口を7.92mm口径の弾薬を使うので小さく感じますね。 ライフルは拳銃よりも威力があるため勘違いされがちなのですが、弾薬の口径は拳銃弾よりも小さいものが多くあります。 このKar98Kに使用される7.92mm×57マウザー弾も9mmパラベラム弾や.45ACP弾よりも小さい口径を持っており、先入観を持ってみると意外なほどマズルが小さく見えるかもしれません。 マズル下にはクリーニングロッドが収納されています。
バレルとクリーニングロッドの間にはバヨネット用のラグが設けられています。
続いてフロント部分です。 バレルと木製のハンドガード、そしてストックを束ねている2つの金属製バンドは、マズルに近い方がアッパーバンド、射手側にあるのがロアーバンドなんて呼ばれたりします。 この様に金属製のバンドで束ねるという方式は古いボルトアクションライフルによくみられる仕組みです。 他のライフルだと叉銃用のスイベルやスリング用のスイベルがついていることが多いのですが、Kar98Kに関してはそういったスイベル類はバンドにはついていません。
変わりにロアーバンドの側面にスリング用のループが設けられています。
反対側にはアッパーバンドを固定するバネが再現されています。
リアサイトはAKに似たものになっています。 ターゲットの距離に応じてコマを動かしてリアサイトの角度を変更できます。
リアサイトを持ち上げるとその下に隠されているHOP調整レバーを確認できます。
続いてレシーバー周辺をご紹介します。 ボルトレバーは先端がボール状になった太目のものになっており、かなり頑丈そうな印象です。
レシーバーを上から見ると、排莢口の後ろ側にクリップを差し込むための切り欠きがあるのがわかります。
レシーバー側面には刻印が入っています。
セーフティーレバーはボルトハンドルの後方にあります。 左右に倒れる様になっており、射手から見て右に倒れていたらセーフティーONの状態、左に倒れていたら発射可能状態となります。
ボルトハンドルを上げてボルトを後退させてみます。 シリンダーの表面仕上げが美しいです(゚∀゚) コッキングはあまり重くなく、また引く距離もVSRなどより短く感じます。 これは扱いやすそうですね~
トリガーは遊びがすくなくストンとピストンが落ちます。 ただ銃床の形状的に少し引きにくいのが難点ですねぇ・・・
ストックの側面にはスリング用のスロットがあります。 その後ろの円形のパーツはボルトぢスアッセンブリーディスクという名前だそうなんですが、名前から推測するとボルトの分解に使用するパーツの様です。
実射性能
先日八王子にあるIBF9さんのシューティングレンジで実射性能のテストをしてきました。 0.25gの弾を使用すると面白いくらいまっすぐ飛んでいき、40m先の直系20~30cmくらいの円形のプレートにかなりの確率で命中させることができました。 実射性能は相当高いです。
マガジンは24発装填できますので、2,3個予備マガジンがあればサバゲーでも十分なファイアパワーを確保できます。
外装はさすがの出来栄えで命中精度も抜群という極めて優れたエアガンでした!! 高価な点と生産量が少ないという点が玉に瑕ですが、それを補ってあまりある魅力を持ったエアガンだと思います!! ドイツ軍ファンでなくとも所有欲をみたしてくれる一丁ですので、エアコッキングガンを購入検討の方は是非候補に入れてみてください!! それでは!!
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