こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です✨
今回はお手頃価格のプリズムサイト『Vector Optics Calypos(ベクターオプティクス キャリポス)』のレビューです!! 何度かサバゲーで使ったのでご紹介と感想を書いてみたいと思います~(^^)

金属製で大きいサイズの本体はなかなか存在感がありますね。

重量も335gとなかなかのズッシリ感です。 AimpointのMicro T-2が150gに届かないくらいであることを考えるとかなり重いですね。

筒の中央部をゴツくして、そこにマウントがついているような形状になっており、いかにも頑丈そうな印象を受けます。 サイドにはVector Opticsのロゴが入っています。

こちら側のロゴが入っている側面はシンプルで、ダイヤル類はありません。
ダイヤル類

射手から見て右斜め上45°の位置にある大きなダイヤルはレティクルのイルミネーションの輝度を調整するダイヤルです。 エレベーションとウィンデージの調整ダイヤルは真上と右90度の位置にあります。

輝度調整ダイヤル側面の付け根付近には白い数字が入れられています。 これはレティクルの明るさに対応しており、射手から見て手前側の数字が現在の明るさとなります。 構えた状態でも確認しやすいので便利ですね!

このダイヤルは回すのに少々力が必要ですが、大き目のサイズと滑り止めのおかげで操作しやすくなっています。 最小値の0から最大値の11方向へ回すことができるので、一気に高い輝度まで上げたい場合に便利です。

またダイヤルの頭の部分はネジになっていて取り外すことができます。 コインで回すための溝がないので少々不便です。

フタを外すと中には2032タイプのボタン電池を取り付けることができます。

エレベーションとウィンデージのダイヤルは金属製のキャップがかぶせられています。

キャップを取り外すと中から調整用のダイヤルが出てきます。 金色の部分をマイナスドライバーなどで回してレティクルを動かします。 クリック感があるので調整しやすいですね~

カバーは紛失防止のために金属ワイヤーで本体とつながっています。 この金属ワイヤーは末端部分からとげの様に飛び出ていることがあり、これが指に刺さるとどうしてなかなか痛いので操作する際はくれぐれもご注意を…
レンズ

接眼レンズはこんな感じになっています。

内径は約28mmといったところでしょうか?

接眼レンズ側はダイヤルになっており、溝が彫られている部分を回転させることができます。

反時計回りに回していくと少しずつせり出してきて、最大まで回すと画像のようになります。 このダイヤル、最初はかなり固かったのですが、一度回るとそのあとはスムーズに回転してくれます。

レティクルはサークルとドット、十字を組み合わせたタイプのものです。 ドットサイトとは異なり、イルミネーションをOFFにしていてもレティクルを見ることができます。

レンズの歪みに関しては端っこの方がちょっと歪んでいますが、実際に使っていて気になるレベルではありませんでした。 ただ普段から高級機種を使っていらっしゃるセレブリティな御仁におかれましてはその限りではないかもしれません。 以前使っていたVORTEXのプリズムサイトはもっと歪みが少なかった様な気がします💦

室内で最大輝度の状態にしてみました。 写真だとそうでもありませんが、実際に覗いてみるとかなり明るいです。 7とか8くらいの明るさでちょうどいいと思います。

アイレリーフは自分なりのざっくりした計測ではありますが、接眼レンズからだいたい13㎝くらい離れると画像の様なケラレが出始めました。

反対にどんどん接近していくと5㎝くらいのところで外周がモヤモヤしてきれいな円で見れなくなりました。 もっともここまで近づくとサイト本体が視界の大部分を塞いでしまうので実用的な距離とはいえないかもしれません。

ちなみに13㎝より離れていくと画像の様な、台形型の不思議な形のケラレが出ます。 これは中に入っているプリズムの形状によっておこるもののようです。

対物レンズ側はこのようになっています。 筒の外形に対して中の方のレンズは結構小さめですね。
マウント

ライザー部分は本体と一体になっています。 軽量化のためか穴が4つ開けられていますが、位置が中途半端なのが気になる… レイルマウントは手前のふたつのスクリューを緩めて取り外したり、締めて固定したりできます。

レイルマウント部分はライザーに二本のネジで固定されています。

キャリポスのレイルマウントは四角い棒二本でレイルに固定する仕組みなので、溝と溝の間隔や溝の幅が合わないと取り付けできません。 なのでマルイのVSR(ONE除く)の純正レイルなどはどちらも合わないため取り付けができません。
パッケージと付属品

パッケージは厚紙性です。 側面に製品名である『CALYPOS 1×30』という文字とレティクルの形が印刷されています。 限定商品のシールが貼ってありますが、こちらはつぼみアームズさんで購入した際のキャンペーンで貼られていたものです。 たしかキルフラッシュが付属するというものだったと思います。

反対側の側面には本体写真がプリントされています。

裏面にはさまざまな数値が記載されています。

付属品はこのような感じでした。 左上から反時計周りに、ゼロインマニュアル、保証カード、レンズ拭き、製品マニュアル、切るフラッシュ、六角レンチ、バトラーキャップです。

つぼみアームズさんオリジナルのゼロインマニュアルはコミック調で描かれていて、とても分かりやすいので初心者の方は必見です!

つぼみアームズさんの保証カードはQRコードから申請する仕様のようですね。

製品マニュアルは字がちーーーーっちゃい上に英語です!! ワタクシのような昭和生まれのロートルにはちとしんどいわい。

キルフラッシュは光学機器の対物レンズ側に取り付けることで、レンズの反射を抑える効果があります。 サバゲーの場合はレンズへのBB弾の直撃も防いでくれます(ただし、キルフラッシュは変形したり破損します)。

キルフラッシュは対物レンズ側の淵の内側に掘られたネジにはまるようになっています。

キルフラッシュの取り着けると、対物レンズ側が少し伸びて見た目の印象が少々変化します。

バトラーキャップは接眼レンズ側と対物レンズ側にはめて使用します。 蓋を閉じておくとレンズを保護してくれます。 確かバトラーキャップは取り付けられた状態で納品された記憶がありますね~

バトラーキャップを着けておくと運ぶときに安心は安心なのですが、ふたを開けるとダイヤル類に思いっきり干渉するのですこぶる邪魔です…。 蓋を下向きに開くように取り付ける方法もありますが、見た目が気に入らないのと、そこまで必要性を感じないので、大半の光学機器ではすぐに取り外しています。
色々なエアガンに載せてみた

それなりのサイズ感があるので、長いライフルなどに載せても違和感がありません。

また、アイレリーフが限られているので、光学機器と目の位置が自然と近くなるブルパップなどに載せると使いやすいかもしれませんね。

一方、コンパクトなSMGなどに載せても意外としっくりきますね~ 個人的にはMP5Kのような折り畳みストックのあるコンパクトなモデルに載せて使う方が好みかもしれません。 目をレンズに結構近づけてもよく見えるので、近距離ではストックをたたんでコンパクトに構えて、しっかり狙いたいときはストックを展開して構えるという使い方をしても、ちゃんと視界がついて来てくれます。

プリズムサイトはケラレが出るので初心者には向かないかな~と思ったのですが、逆に言えばケラレが出るということはしっかりと構えられていないということになります。 なので、初心者の方々こそプリズムサイトでしっかり像が見えるように練習すれば、構え方も必然的にちゃんとしてくるのかなとも思います。

というわけで、Vector Optics Calypos 1×30のご紹介でした!! プリズムサイトの入門用としては申し分のない製品だと思います!!
それでは!!
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