こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!!
今回はARES製電動ガン『ハニーバジャー』のメカボの分解を行います!!
メカボの取り出しまでは下記の過去記事をご覧ください。
この電動ガンはEFCSという電子トリガーシステムを搭載しているためメカボの分解が若干特殊になっています。
※自分の場合はメカボを取り出す前にスプリングガイドを抜いていますので、その前提で解説しております。
メカボの分解
青い基盤の取り外し
このメカボは一般的なものを同じくプラスネジで止められています。 しかし、一本だけ基盤に隠れています。
この写真の側の青い基盤は黒い小さなプラスネジ4本で止まっていますので、これらを外します。
ネジを外したら垂直に慎重に引き上げます。 ピンでメカボの反対側にある基盤とつながっているので、てこの原理で斜めに基盤を外そうとすると折れる可能性があります。
メカボを開く
青い基盤を外すとメカボを留めている黒いプラスネジが姿を現します。 これを含めてプラスネジを外します。
一度はがすと後が残る封印のシールが貼ってありますが、この個体の場合メカボ外側に付着していた油分で跡も残さずきれいにはがれました( ゚Д゚)エェ
あらかじめメインスプリングを抜いておけるので非常に気持ちがラク~(´ー` )
内部パーツの取り外し
矢印の部分にあるバネをラジオペンチなどで外します。
画像の様にシリンダー、シリンダーヘッド、ピストン、ノズル、タペットを丸ごと外します。
コチラがピストン。 ピストンヘッドが溺れそうなくらいグリスが塗ってあります汗
ギアと逆転防止ラッチ、トリガーなどは引き抜くだけです。 しかし、軸受けは簡単にとれるわシムがさび付いてるわヒデェもんです(・д・;)
セレクタープレート、基盤の取り外し
矢印に指した部分にあるプラスネジを外します。
セレクタープレートは画像の位置で下方向に引っ張ると外れます。
基盤を固定しているプラスネジを4つ外します。
基盤を外します。 配線はメカボの溝から丁寧に外した方がいいです。 結構簡単に壊れますよ。 以前実際に自分のAMOEBAの基盤を壊したおのまとぺが言うんだから間違いない!!(白目)
とりあえず分解は以上ですね。 ここから洗浄をしてパーツを見ていきます。
各パーツについて
それでは各パーツについてみていきたいと思います。 上の画像はパーツの集合写真。 いくつか入れ忘れたパーツがありますが、気にしたら負けです。 負けなんだよぉ!!
吸排気系
コチラはもともとギットギトにグリス漬けされてたピストンです。 ラックギアは全金属歯になっていて結構がっちり固定されていたのでそのままです。 ピストンヘッドは八つ穴の後方吸気タイプでした。
ピストンヘッド。 こいつぁ~ヒドかったですよ。 上の画像でも見えますが、右側に整形時のバリと思われる突起が特大サイズでのこっていたうえ、Oリングも変な噛み方をして変形してました。 バリはニッパーで切り取り、また取り付け時はシールテープで気密を取ります。
こちらはピストンのOリング。 これもシリンダーと合わせてみるとサイズが合ってない汗 交換必須です(´・ω・`)
シリンダーは洗浄後の写真を撮り忘れたのでこちらで代用汗 ピンクのカラーアルマイトが施されたフルシリンダーです。 インナーバレル長と空気容量があっていません(´;ω;`)
せやかて駆動系
軸受けは鉄っぽいです(ちょっと錆びてた) 見た限りではきれいな形をしていますのでこのまま使います。
軸受けのサイズは8㎜ですね。
今回結構キモとなるギアです。 ARESのギアはAPSと同じらしいですね。 表面の処理などは粗いですが、ギアとしてはまぁまぁの精度らしいです。
このEFCSのギアで一番特徴的なのがこのセクターギアです。 隠れている磁石が見える様にタペットディレイヤーを外しています。 ギア側面の穴にはまっている銀色の〇が磁石です。 セクターは16枚ですね。
メカボックスシェル
EFCSでは基盤を組み込む必要があるので通常のver.2とは形状が大きく異なります。 しかし、それ以外にもいくつかの改良点が見受けられます。
まずはこのグリップ固定ネジの受けの部分。 メカボックスは基本アルミなどで作られているのでネジがナメやすくなっています。 ARESのメカボックスはこのネジの受け部分を別パーツにして強度の高い素材を使うことで改善を図っています。 しかもネジ4本留めでかなりしっかり結合することができます。
次はメカボックス先端部分。 ここは強いスプリングなんか入れるとよく割れてしまう部分ですね。 ここがあらかじめ肉厚になっており強化されています。
配線の取り回しについても工夫がなされています。 メカボックス外側の縁にそって配線用の溝が設けられており、配線を噛んでしまう様な事故が起こりにくくなっています。 これは便利!!
配線スペースが外側に設けられたことで内部が肉厚になっています。 全体的に強度が向上していると思われます。
AMOEBAシリーズはデフォルトで電子トリガーが入っているという圧倒的なアドバンテージがありますし、ハニーバジャーの様な人気モデルを製品化しているところも魅力的です。 しかし、やはりパーツ単位で見ていくとある程度手を加える必要はあるでしょう。 特に箱出しでの初速が35m/sしかなかったこの個体の吸排気系は目も当てられない有り様でした。
それでは!!
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