電動ガン

壊れたS&T 64式を修理するよ!!②メカボを分解して故障の原因を特定!!

こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!!

今回は前回取り出したS&T製の64式小銃電動ガンのメカボックスを分解して故障の原因を特定していきます!!

前回の記事

その原因はあまりにも意外で、さらに他の問題も発覚してしまいました・・・(;´Д`)

さてコチラが前回取り出したメカボックスですが、ちょっとver.3に似ているもののオリジナルデザインのメカボックスになっています。

まずメカボックス後部にある大きなマイナスネジを取り外します。 これはスプリングガイドを固定するためのネジになっています。

ネジを外したら今度は銀色のスプリングガイドを取り外します。 中央の穴に六角レンチを差し込んで、押し込みながら少し回転させて引き抜きます。

こんな感じでスプリングガイドとメインスプリングを引き抜くことができます。 メカボックスを開けるときにバビョーンとならないのでありがたいです( *´艸`)

メインスプリングは途中でぐにょりと曲がっていました(;´∀`) また初速も低めだったのでこれは交換が必要ですね~・・・

トリガーを引くとモーターが駆動する感触がありつつもピストンが動かないという状況だったので、ピストンのラックギアとセクターギアの位置がずれて、ピストンが後退状態でロックしたんじゃないかと推測していたのですが、中を覗いてみるとピストンは前進位置にあったので予測が外れ申した・・・汗

あと、メカボを眺めていて気になったのは軸受けの構成ですね。 回転数がそこまで多くないセクターとスパーはメタル軸受け、回転数の多いベベルのみボールベアリング軸受けとなっていました! ここら辺はちゃんと考えた構成になっていると思います。

それでは分解を続けていきますよ~! モーターホルダーを固定している2本の+ネジを取り外します。

モーターホルダーを取り外したら、メカボックスを止めている+ネジをすべて外します。 上部の4本が短いネジ、下部の3本が長いネジとなっています。 ねじの長さは2種類しかないのでわかりやすいです。 ねじを外したらいよいよメカボを開きます!!

メカボを開くとこんな感じになっています。 ・・・あれ?なんか普通っぽい??

とりあえずシリンダーまわりをまるっと取り外していきましょう。 まずはこのタペットリターンスプリングをラジオペンチなどでメカボから取り外します。 スプリングを外したらシリンダー、ピストン、タペットなどをまとめてガバっと取り外します。

取り外したシリンダーからシリンダーヘッドとノズルを取り外してノズル長を調べてみると、36mmというあまり見慣れない長さになっていました。 基本的に代替パーツはないので50mmくらいある次世代ノズルを加工するとかしないと交換は難しいかもしれません。

シリンダーまわりを取り外してメカボを眺めていると何やらおかしなものが・・・

んん?www キミは本来メカボ内にいるはずのないBB弾君じゃないか!?

ギアに挟まれたのかかなりボロボロになっていました!! ほぼ間違いなく故障の原因はこれですね!! このBB弾がメカボ内でギアに挟まりロックしてしまっていたようです!!

どうしてBB弾がメカボ内部に侵入したかというところですが、このメカボは前方下部に大き目の開口部があり、ここから簡単にBB弾が侵入できてしまいます。 またフレーム側にもこの開口部と接する部分に穴が開いており、この穴がマガジンハウジングに通じてしまっているので、リロード時のポロ玉が簡単に入ってしまうわけです。 これは再度組み立てる際に塞いどかないとですね・・・。

ギアはXYTっぽい感じの見た目ですがちょっと違うのがセクターギアに貫通する形で磁石が取り付けられていることです。 セクターの軸の右横あたりに二つの丸い部分が見えるとおもうのですが、これが片方はタペットを引っ張る部分の後端で、もうひとつが裏側から貫通している磁石です。 同じ磁石検知式の電子トリガーでもARESのEFCSはセクターの反対側(穴が沢山空いている側)に磁石があるのに対し、S&Tの場合は反対側に磁石があります。 なので磁石を検知するセンサーもEFCSとは反対側になります。 なのでセクターの穴に磁石を取り付けて社外品のギアに交換するというカスタムができません・・・(;´Д`)

あといわゆる中華グリスでも茶色のパターンだったのですが、なんか乾ききってカッサカサになってます汗 これは塗り直してあげる必要があります!!

あともう一つ大問題だったのが、ピストンをまじまじと見ていたら一枚だけ金属になっているラックギアが折れてましたwww ピストンは前進状態で止まっていたので、今回の故障とは無関係に折れたんじゃないかと思いますw おいおい頼むぜ!!

あと前回取り外したロアレシーバーのグリップを止めるネジがつぶれかけてました!! 木製パーツ止めるネジをそんなに力いっぱい締めたらダメなんじゃないかな・・・。

というわけで次回はメカボ内部の清掃とその他の加工、ピストンの交換、グリスアップなどをやっていきたいと思います!!

それでは!!

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