こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!
今回は間違えやすい単語を二つ紹介したいと思います!
それは、、、
『ブルパップ』と『スティップリング』です!!
ブルパップ

ブルパップといえばステアーAUGやFA-MASに代表される様なグリップよりマガジンが後ろにある銃のことを指します。
これは疑問に思われたことのある方も結構いらっしゃるんじゃないかと思いますが、この単語に関してはかなり誤記が散見されブルバップとかブルバップとか思い思いの表記が為されています。
由来はまさかのアイツ
自分も以前からどれが正しいのか疑問に思っていたため原語である英語のウィキやその他のウェブページをあたってみたところ由来はコレでした。

あらカワイイ。 ブルドッグの仔犬ちゃんです。
イギリスの銃器研究家ジョナサン・ファーガソンの研究によると、昔のイギリス(19c終盤~20c初頭ごろ)ではブルドッグの仔犬をブルパップと呼んでいたそうです。 というのもブルドッグの仔犬は『bulldog puppies』なので略して『bullpup』となっていたわけですね。 ブルパップ式の銃とブルドッグの仔犬が『姿勢が低く不細工だが、攻撃的でパワフル』という点で共通していたからこの呼び名になったんだとか。
その後ブルドッグの仔犬をブルパップと呼ぶ風習は廃れ、銃器の呼び名としてのブルパップのみが残って今日に至るそうです。
なので、正しくはプルバップでもブルバップでもなくてブルパップです。 間違えない様にしましょう、仔犬ちゃんとの約束です。
(『姿勢が低く不細工だが、攻撃的でパワフル』の部分の原文は『”squat, ugly but still aggressive and powerful”』です。『squat』にはウ〇コ座りみたいな意味もあるのでそっちの意味かもしれません。)
まだ終わらんよ!今もリリースされるブルパップ銃

ブルパップ方式を採用した銃としてはL85やFA-MASなど、お世辞にも良い銃とは言えないものも多く方式自体が廃れた様に思われている方も多いんじゃないかと思います。

しかし、イスラエルのタボールは同国の軍隊に採用され活躍しています。 また、2013年に登場したVHS-2はクロアチア軍で採用されたほかイラクなどでも採用され、ISIS関連の報道などで見かけることもありました。 共通点はどちらもポリマー製であるということ。 最初に成功したブルパップライフルであるステアーAUGも樹脂製のストックを備えていました。 今後もポリマーを多用したブルパップライフルが軍用、民間で登場するのではないかと思います。
その他、F2000やP90などトイガン化され人気のある機種も存在します。 これらのエアガンを手にするときには、何か知らんけどディスられた感じになってしまったブルドックの仔犬ちゃんたちを思い出してあげてください。
スティップリング
最近のグロックブームに乗っかってよく聞かれるようになった単語『スティップリング』。 これは下の写真の様に半田ごてで無数の凹みを作り滑り止めにする加工を指します。 正直日本人には聞きなれない単語であるせいか『ステッピング』とか『ステップルリング』など、これまた様々な表記が為されています。

でも『ステッピング』だとちょっと意味が通らないんじゃないかな、と。 ステッピングというと『step』の現在進行形、もしくは動名詞ということになりますので、足踏みとかステップを踏むことになると思います。 これでは滑り止め加工とは似ても似つかない意味になってしまいます。
そこでこれについても原語の英語で検索してみると『stipple』という英単語が元になっていることがわかりました。 恥ずかしながら自分はこの単語を知らなかったのですが、『点描法』とか『点刻法』といった意味だそうです。 これなら半田ごてでちょんちょんと穴をあけていく可能として意味がとおりますね!!
スティップリングはグリップリダクションと合わせて最近よく目にする加工です。 自分のグロックにもそのうちやってみようかな~と思います(゚∀゚)
それでは!!
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