ガスガン

PPKとPPK/Sって何がちがうの?映画のあの銃について解説

こんにちは、おのまとぺ(゜∀。)です!!

他の記事でマルゼン製のガスブローバックガン『PPK』『PPK/S』についてレビューしました! しかし、大抵の方はPPKの後についている『/S』の意味をご存じないと思います。 事実、ワタクシ自身何となく調べてみるまで意識すらしてませんでしたw

というわけで今回はめんどくさいオタクっぷりを発揮してPPKとPPK/Sの違いという、日常生活において99.999%必要ない事柄についてちょっとご紹介していきます!!

PPK/Sといったら007・・・ではない

PPKと聞くと007すなわちジェームス・ボンドをイメージされる方が多いと思うのですが、今回ご紹介するPPK/SはPPKの米国輸出用のモデルであり、正確にはジェームス・ボンドが使っていたPPKとは異なります。

もともとはワルサーPPという拳銃

ワルサーPPKはPPというモデルをもとにしています。 PPはドイツ語でPolizeipistole(ポリツァイピストーレ)の略で、英語で言えばPolice Pistole(ポリスピストル)すなわち『警察用拳銃』といった意味合いになります。 事実、欧州各国の警察組織で広く採用され、ナチスドイツ時代の突撃隊や親衛隊などでも利用されました。 しかし、そのコンパクトなフレームとシンプルブローバックという発射方式から9mmパラベラム弾の様な強力な弾は発射できず、使用弾薬は.380ACP(9mmショート弾)などがつかわれていました。 よりストッピングパワーを必要とするドイツ国防軍では同じトリガー機構を採用した大型拳銃ワルサーP38が制式採用されました。

『ドクター・ノオ』で使用されたプロップガン

先ほどジェームス・ボンドが使っているのはPPKと書きましたが、実は第1作『ドクター・ノオ』の劇中で007はMからPPKを支給されたにも関わらず、なぜかこのPPを使用しています。 というのも同作の監督であったテレンス・ヤングは銃器に関して全く興味がなかったためこのようなことが起こってしまいました。 他にも劇中で007がいつの間にか色々な銃を知らぬ間に持ち換えていたり、コルトガバメントをS&Wと言い間違えてみたりとおかしな描写が随所に出てきます。 私の別ブログで恐縮ですが、下の記事で詳しく触れておりますのでよかったら覗いてみてください(゚∀゚)

なお、本銃は『ドクター・ノオ』の他、『大脱走』や『ボーン・スプレマシー』などでも登場しています。

PPからPPKへ

そしてPPのより携行しやすいコンパクトモデルとしてPPKが登場します。 上の写真がPPKですが、先ほどのPPの写真と見比べるとわかる通り、全長も全高も短縮されているのがお分かりいただけるかと思います。 全高の短縮とともに弾数も1発減少していますが、代わりに携行性が向上しているモデルとなっています。

(参考)ショルダーホルスター

PPKはショルダーホルスターに拳銃をしまい、ジャケットの下に秘匿携行する刑事用により小さなモデルが必要だったために開発されました。 そのため『PP』のあとに『K(Kriminal)』という啓示を意味するドイツ語の略字があてられています。 クルツのKじゃないんですね~

このモデルはかのアドルフ・ヒトラーが総統地下壕で拳銃自殺した際にも使用されたそうです。

このPPKがショーン・コネリーからダニエル・クレイグのボンドまで使用されます(ピアース・ブロスナン時代の一部はP99) ボンド俳優はそのほとんどが身長185以上の巨漢(クレイグのみ178cm)なのでPPKが豆でっぽうの様に見えますが、そこは秘密諜報員なので秘匿携行に適した拳銃を選んでいるということなのでしょう。

ワルサーPPKは007の活躍もあってアメリカ市場でも非常に売れていました。 『ドクター・ノオ』劇中ではヨーロッパの拳銃市場におけるワルサーのライバルであるベレッタ社の製品(M1934)をコケにして、PPKがオススメされていたためワルサー社にしてみれば棚からぼた餅だったことでしょう。 しかし、そんなPPKの行く先に暗雲が立ち込め始めます。

『007 ドクター・ノオ』のレビューはコチラ(別ブログに飛びます)

ケネディ兄弟の暗殺~小型の銃器規制へ

1963年11月22日、テキサス州ダラス市。 ヒューストン通りに3発の銃声が響きます。 このうち2発がケネディ大統領に命中し、アメリカの現職大統領が暗殺されるという大事件が起こります。

さらにその5年後、今度は弟のロバート・ケネディがロサンゼルスで凶弾に倒れます。 この2つの暗殺事件はアメリカの世論を銃の規制へと向かわせ、その中でも特に容易に隠し持つことのできる小型の拳銃について規制が設けられることとなりました。

PPK/Sの誕生

ワルサーPPKはこの規制によってアメリカへの輸出の道が閉ざされてしまったため、フレームをPPの大型のものに交換し規制をクリアしたモデルが作られました。 これがPPK/Sです。 フレームがPPのものになったことで装弾数も1発増え、一般的に手の大きいアメリカ人も持ちやすいサイズになったという副産物もありました。

マルゼンではこのPPK/Sをワルサー社のライセンスのもとガスブローバックガンとしてモデルアップしていますが、再生産の頻度が低く入手性はあまり高くありません汗 また007の様にサプレッサーを着けたくても、サプレッサーと専用バレルのキットも新品は手に入らず、中古品ですらオークションで2万円近い値段になることもあります。 このあたり、マルゼンさんにはぜひ再生産をお願いしたいな~と個人的には思うところです。

あと2024年1月に/SではないPPKのガスブローバックが発売されました!! 入荷日の夜に見たらどこも軒並み売り切れでした・・・( ;∀;) 次見かけたら絶対買う!! マルゼンさん!! 次はPPお願いします!!w

以上、PPKとPPK/Sの違いについてでした! マルゼンの製品は在庫が流動的なので見かけた際は是非ゲットしてくださいね!!

それでは!!

ピックアップ記事

  1. 電動ガンのオススメ配線はコレだ!!:配線の材質、太さなどを徹底比較
  2. 家の壁にエアガンラックを作ろう!!

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

カテゴリー

  1. 電動ガン

    【カスタム】JACK CARBINEのアウターバレルをオシャンなシルバーに!
  2. 電動ガン

    【内部カスタム】RK-AIMSを初速&サイクルUP!!
  3. ガスガン

    KJ CZ P-09 DUTYの注入バルブを交換!!
  4. エアコッキング

    【レビュー】懐かしのエアコキ『H&K P7M13』
  5. ガンケース

    軍拡ロードでの本日の軍拡!!本体はないよ!!
PAGE TOP